シルク織物
未来学校へようこそ!
五泉織物工業協同組合
1時間目 
「五泉のシルク織物...
すがたが見えない?!」
なぜ地元でも
シルク産業が
知られていないのかな?
見つけにくい
理由がある
のかも...
織りたろう先生
-ヒントは、おぼうさん。のお話-
やぁみんな。
僕が君たちの担任の「織りたろう」先生だよ!
キャーカッコいいー!
((校長先生よりカタカナが少なそうだし...))
黒紋付(もんつき)」を着ていらっしゃいますね!凛々しいです!
そういえばフィギアスケーターの羽生結弦さんも国民栄誉賞授与式のときに黒い着物を着ていらっしゃいましたね!!
「黒紋付(くろもんつき)」を着ていらっしゃいますね!
凛々しいです!
そういえば、フィギアスケーターの羽生結弦さんも国民栄誉賞授与式のときに黒い着物を着ていらっしゃいましたね!
ごうくんは和装に詳しいんだね。
着物好きな先生はとても嬉しいなぁ。
着物を着てると気持ちが引き締まるからね。
ごうくんは和装に詳しいんだね。
着物を着てると気持ちが引き締まるからね。
先生は着物がお好きなんですねっ♡
そうそう、今日の授業のテーマが気になってい ます。
僕もです!
「産業」と言うからにはたくさんシルクの布地を織っているはずなのに、なぜ地元でも誰も知らないんですか?!
2人とも焦らないで。
まずはヒントだよ。じゃーん
お坊さん?!
んん・・・
着ている衣装に何かヒミツが あったりして・・・
お、さすがシルク・フーチャー・スクールの生徒だね!!

じつは・・・
なんだよ!!
( (全部じゃないけど...) )
お坊さんの袈裟(けさ)ですね!
知らなかった...

っていうか、「シルク織物」...

存在が分かり辛すぎます!!!
そうなんだ、僕の着ているこの黒紋付きも
「シルク織物」なんだよ
だから、知ってもらえなくて
悩んでいるんだよ...

じゃあこのヒントはどう?
かわいい〜
私もキモノ着たいなぁ

・・・って、
もしかしてこの着物も??!
そうなんだ!!イイネ、いずみちゃん!
ってことは・・・
なぜ分かりにくいか・・・気づいたかな・・・
もしかして、
「和装の素材」として
布を作ってるから・・・

ですか?
実は、五泉の「シルク織物」は、
そのほとんどが
まっ白な布地のまま
「和装の素材」として京都や東京に
送られているんだ。
京都や東京?!
そうなんだ!
なぜなら、京都や東京は、着物を仕立てる(作る)のが日本でもっとも盛んな場所だからなんだ。
そっかぁ、
五泉で作った白い布は、すぐに京都や東京に送られて、まったく新しい製品になって売り出されるから、地元でも見かけないんですね。
あっ・・・
そのまとめ、僕が言いたかったのに!!!
そのとおりなんだ、いずみちゃん


真っ白なシルク織物(業界では「白生地」って呼ぶよ)がどういう流れで着物になっていくか、 さいごに簡単に説明しておこう!

はい!お願いします!
たくさんの場所を通って行くんだ...
〜シルク織物が世の中に出るまで〜
シルク織物を
「素材」として出荷
主に京都、または東京に集まる
染工場 (柄、色づけ)
仕立て屋さんで
縫い作られる
着物などになって
店頭に並ぶ

なるほど・・・
五泉のシルク織物は「着物の素材」
なんですね。
だから、分からないわけですね。。
そうなんだよ!!
せっかく、地元でも誇れる、高い技術を持った歴史ある産業なのにも関わらず

・・・知られていないんだよ!!
なんだか・・・
知られていないのが悔しくなってきました!
ボクたちも頑張って勉強します!!!
先染め 後染め 「先染め」「後染め」

布には、色のついた糸を使って織り、できあがった時にスデに色柄がある「先染め」と、白い布地に後から色や柄をのせる「後染め」があるんデス。

もッチロン!五泉のシルク織物は全て「後染め」用。
真っ白い反物(布を巻いた筒状のもの)を織りたろう先生が説明したみたいに京都に送って、その後に職人さんが染色しているデスヨーー☆